「いまどきのお母さん」と呼ばないで
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 2010/04/03
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という保育園の園長先生の文章が切実だった。
子どもにとって何が必要か、何が大切か、何が適切か。
それぞれの家庭で考え方が違う。できることだって違う。
そこを踏まえて、「みんなにとってこうだったらいいんだよね」という想像力を働かせつつ、でも「わたしは子どもにはこれが大事だと思う」という線は譲らない。
いつもそこに立っているつもりなんだけど、自分の理想や期待で喋っちゃっていないかな。
みんな一緒に考えてくれたら、きっと変わると思ってるんだけど。
考えるのあきらめないで。
スタート地点は「我が子、我が子」でいいんだ。
「我が子、我が子」の先に、みんなのことを考えるきっかけが隠れていると思うからさ、初めから難しいこと考えなくていいし、世の中のこと知らなくたっていいし。
「我が子、我が子」からスタートして、きっと視界は開けてくると思うよ。どっちの方向に行っちゃったっていい。
私の方に来てほしいなんて思ってないんだ。
でも、それが一番伝わらないんだろうな。