「いまどきのお母さん」と呼ばないで

母の友 2010年 05月号 [雑誌]

母の友 2010年 05月号 [雑誌]

小学校入学前に炊飯器でご飯を炊くことが出来るようになれば、朝ご飯を食べて学校に行くことが出来る。

という保育園の園長先生の文章が切実だった。

子どもにとって何が必要か、何が大切か、何が適切か。
それぞれの家庭で考え方が違う。できることだって違う。

そこを踏まえて、「みんなにとってこうだったらいいんだよね」という想像力を働かせつつ、でも「わたしは子どもにはこれが大事だと思う」という線は譲らない。
いつもそこに立っているつもりなんだけど、自分の理想や期待で喋っちゃっていないかな。

みんな一緒に考えてくれたら、きっと変わると思ってるんだけど。
考えるのあきらめないで。
スタート地点は「我が子、我が子」でいいんだ。
「我が子、我が子」の先に、みんなのことを考えるきっかけが隠れていると思うからさ、初めから難しいこと考えなくていいし、世の中のこと知らなくたっていいし。

「我が子、我が子」からスタートして、きっと視界は開けてくると思うよ。どっちの方向に行っちゃったっていい。
私の方に来てほしいなんて思ってないんだ。

でも、それが一番伝わらないんだろうな。