だんごむすめ

「14日は十五夜だから13日におだんごをつくって飾ろう」と前々から言っていたむすめ1号。
金曜日に幼稚園にお迎えに行ったら、まるめてゆでてない白玉団子とすすきや秋の花を飾ってあるのを見せてくれた。
「明日おだんごつくって飾ろうね」

とはいうものの、土曜日はサッカーだったのでなんだかんだとむすめ1号を説得して14日の午前中にお団子を作ることにしてもらった。
日曜の朝なんかだらだらーと遅く起きてしまい、洗濯しているとアッという間に11時。しかも「お昼は父ちゃんパスタが食べたい」というむすめ1号。
えーっとぉ、買物にも行ってもらわねばならないよ。

「団子作りたい!」
「父ちゃんの手伝いもしたい!」
と葛藤するむすめ1号。
「団子作りはお昼の後にしたら」という意見には聞く耳もたない。なぜならば昨日午前中にお団子作って、飾って、それからおやつの時間に食べるという段取りに決めたからなのである。

一度決めたことはなかなか覆せない頑固娘である。
長子だからか?それともただの遺伝性頑固なのであろうか?

というわけで、朝早起きのむすめ2号が眠くておかしくなってきたので、むすめ1号にはとりあえずとうちゃんと買物に行って来てもらう。帰ってきた後、父ちゃんがパスタの準備をしている横でむすめ1号は団子こね作業、わたしは起きてしまったむすめ2号の授乳兼団子監督。

むすめ1号はがんばって団子こねて、一つにまとめて、それから上手に丸めてました。
お皿に積み上げて、じいじさんとこに飾っていました。
自分で決めたことをやりとげられて上機嫌のむすめ1号でした。

おやつの時間に缶詰の茹で小豆をかけてたべました。あー、おいしい。
粉がまだ半分あるからまた作ろう。

お布団に入ってからちょびっとお月見。
去年は暗い空に月が光っているのを見ると怖がっていたけど、今年はお月様の光を受け止めることが出来たね。
わたしは大きな赤い満月が昇ってくるところや、海面を銀色に照らすのを見て育ったから、あなたにもそういうのを見せてあげたいと思う。