[本]読んだ本

ローマ人の物語 (2) ハンニバル戦記

ローマ人の物語 (2) ハンニバル戦記

ヘウレーカ (ジェッツコミックス)を読んだので、ハンニバルにつられて読んでみた。ずーっとこの人の本て読みにくい印象を持っていたんだけど、読みやすかった。ハンニバルvsスキピオというライバル対決の物語だったからかな。

人間形成の日米比較―かくれたカリキュラム (中公新書)

人間形成の日米比較―かくれたカリキュラム (中公新書)

読みかけ、あまり科学的でないのではないかという印象。論文ぽい記述の仕方と、個人的な経験の記録とが混じり合っていてこれもあまり科学的な著作という印象は薄いかなぁ。面白いけど。
こないだの“子育て法”革命―親の主体性をとりもどす (中公新書)にもスポック博士と松田道雄の比較というのは共通して出てくる。アメリカの育児法の転換とその日本への流入っていうのはもっと突っ込んでみると面白そう。英日の育児雑誌の比較研究の論文は読んでみたいなぁ。
子育てに関する新書を三冊読んでみて、思ったのはどこの国の人も迷っていて王道はないってことかな。

子どもの危機をどう見るか (岩波新書)

子どもの危機をどう見るか (岩波新書)

ちょっと昔の内容でした。ゆとり教育から方向転換して、これからはどこへ向かうんだろうか。
私は子どもを巡る話題ではあまり時代の変化とか、価値観の多様化とか、ライフスタイルの変化という事柄を重要視しないで、子どもそのものを見たらいいんじゃないのかなぁ、といつも思っていたけれど、教育、義務教育の到達目標というのは時代の変化にちゃんと対応してないといけないんだという感想を持ちました。

近頃、高度経済成長期の日本って異常だったんだ、と思ったりしていて、自分たちのライフプランは今までのものとは全く別のもので想定してないとダメなのだぁー、と思いました。そういうことにもっと早く気づいて、学校を出てから後の人生をリアルに思い描けるような準備が必要なんだなとしみじみ思ってます。あ、でもそういうのは学校に期待するんじゃなくてね、日々の暮らしの中で積み上げていけたらなぁ、と思います。なので自分たちが自分たちのこれからの生き方を日々考えていかないとなぁ、と思っているところです。