幼小連携

区立幼稚園は今まで近隣の小学校と連携して*1幼児教育を行い、スムーズな就学を一つの狙いとしていました。学級崩壊やいじめの低年齢化があり、幼児教育の重要性が見直された時期を経て意図されたものです。

「スムーズな就学」と言っても、年長児がひらがなを習ったり、数字を習ったりするわけではありません。自分で持ち物を整理することや、明日持ってくるものを園児自身に伝え、園児自身が親に「明日○○持っていく」と伝えさせるといったことや、先生の話をちゃんと座って聞くといったごく当たり前のことです。
幼稚園で出来るようになったことを思い返し、自分の成長を実感し、自信を持ち、就学への期待を持つというものです。

こうして多くの修了児を小学校へ送り出してきました。
今年度は6園合わせて284名が終了する予定です。(定員充足率は74.0%)

これが区の方針(案)ですと5歳児は各園34名、204名です。
二年保育で64名の定員を維持した場合、384名になります。

教育を区政で重要視している現区長はどちらを選ぶのでしょうか。
区立修了児のほとんどが区立小学校に入学します。より多くの園児に質の高い幼児教育を提供する方が区民の利益であり、区の利益になると考えられるのですが。

*1:小学校校長が園長を兼任していて、これはまたメリットでメリットあると思う。