これから

23年度は70名の募集という大逆転の対応を教育委員会にしていただいたけれど、これでみんなニコニコ来年の秋まで過ごせるというわけではないのです。

今まで64名という定員だった施設に70名、1クラスに最大35名入るという不安。
幼稚園教諭の資格を持つ担任と同じく幼稚園教諭の資格も有する保育士の二人を配置するというけれど、長女のときの22名の教室を思い出すと、35名の教室の雰囲気が心配なのは事実。
(指導力のある先生なら32名時代も大丈夫だったそうだけれども、担任がクラスをばっちり把握できてたとしても、あの部屋で35名園児がいて、もう一人保育士がいるという状況が集中できる落ち着いた雰囲気を保てるのか不安。
22名のときは空間にものすごく余裕があって、担任の方を向きやすい状況だったと思うの。)


それに8月からのドタバタで私立の三年保育へと考えを変えていったママたちが、多分希望者は全員は入れる状況になったと考えられるけど、この時期にまた区立の二年保育へとまた考えを変えられるだろうか。
子供のこと、兄弟がいれば下の子のこと、二年保育を待つ時間のこと、等々考えたら簡単に切り替えられものじゃない。
しかも、組織が変わろうとする時期の入園、幼稚園枠の親だけでなく、保育園枠の親とどうやって園の運営に関わっていくのか、まだ全然見えてないことがある。
そんな時期に入園して、園生活を過ごす不安はやっぱり大きい。

だから、私立を選ぶ人の気持ちだって分からなくはない。
教育委員会が考慮してくれたから戻ってきて」なんてことは簡単には口に出せない。
どんなに仲のいい友達にだって、「区立のここがいいから、一緒に行こうよ」なんてことは言えない。
長女のときだって、児童館や公園で遊んでた友達と園選びで価値観同じだった訳じゃないもの。遊ぶ友達は遊ぶ友達だし、友達が行くから同じ園にするなんてことはあり得ない。

24年度だって同じこと。
2クラスから1クラスへの転換、行事の運営や、降園後の遊び方だって変わってくるかもしれない。
役員の負担だって2クラスのときとは違う。3才児も入ってくるし、大きく変わる時期。
この次期を一緒にやっていこう、なんてことは長女のときの同級生ぐらいにしか言えない。
第一子のママに気軽に言えることじゃないよ。

ここまでやってきたから、実際入園できれば役員だのなんだの、しんどいこと引き受ける覚悟は出来てる。でも、自分の道理を通したいからそこまでやりたい訳じゃないんだよ。
多分、端から見ていると自分たちの道理を通したい、自分たちが入園したい、と見られてるかもしれないけど、それだけじゃ、短い間でも一生懸命やることはできなかったと思う。
私自身は23年度のママたちを助けたかったのが一番だし、これから将来にわたってこの地域に残る施設が、いいものが出来たね、と言われるものになって欲しい気持ちがある。
自分と自分の子供のことだけを考えてたら、気持ちは続かないと思う。
それだったら、自分に着いてきてくれる人だけ集めて自主保育した方が早いと思うよ。

もし、成田西の幼稚園、子供園の入園のことをちょっとでも考えている人がいたら、副園長や区の担当部署の人と電話なり、なんなりで直接話して自分の気持ちを伝えて、整理して、園選びをして欲しいと思う。18年度生まれにはもう時間はないんだけど。

長女のときの園を知っている身としては、簡単に成田西を諦めて欲しくない。転換期で中身が見えないから、子供の園生活が落ち着いてやれるのか分からないから不安、親同士がうまくいくか分からないから不安、ていうのがあったら来秋までにつぶせる不安はつぶしていきたい、来秋の募集の際には今まで関心を持っていた人にも、それ以外にもアピールできるような状況にしたいと思う。

来秋までの活動が、閉鎖的なものにならないように、できるだけ気をつけていきたいな。中にいる身ではわからないことが多いんだけど。
引越してくる人や、私立に一度入ったけど、後は保育園に行ってる人にも成田西の今までの良さを、ちゃんとまっすぐ伝えられるような状況にしたいな。
園への関わりに関心がある人にも、そうでない人にもね。

そして後は「今まではこうだったのに」という発想をしないことが、自分には大事なこと。
ついつい今までの運営を思い出して、「どうなるんだろう」って思っちゃうけど、前向きに考えていきたいし、「今まで」に縛られないでよりよくしていけるといいな。