延期

昨日は高井戸西幼稚園の説明会に行ってきました。
とりあえず、高井戸西、西荻北では24年度4才児64名は幼稚園児として募集されます。


高井戸西、西荻北の24年度子供園転換を延期する発表でした。
充足率が高い、施設面、近隣私立幼稚園の状況など園の個別の状況と、区の新総合計画の策定がこれからで、区の方針と国の保育新システムの方向が出てから進めたいということでした。


先行する園での実施状況を、内部評価し、また外部からのアドバイスを貰い、6月に子供園の検討、評価を行い発表するそうです。


成田西は先行園の方に入ります。
しかし、成田西、高円寺北の募集や、入園の段階では先行二園についての評価は公表されません。
充足率や周囲の私立幼稚園の状況などは異なるかもしれませんが、高井戸西、西荻北の転換を延期する他の理由については成田西にもあてはまります。
簡単に納得するわけにはいきません。


11月1日に私立、区立の願書提出を控えた4、5日前にこんな重要な発表をするやり方、幼稚園で説明会をするから来てくれ、来た人にしか知らされないというやり方に納得いかないと言う方もいました。
二学期に入ってから、私立園の募集が本格化し、24年度4才入園か、来春私立に三才で入園するか悩んだ方が多いと思います。弟妹がいる方は下の子が入園出来るか、兄弟別園になるのか、心配になれば確実な私立園を選ぶことはいたしかたないと思います。
そうした揺さぶりをかけながら、園の充足率を転換の理由としてあげるのは、区は狙ってやっているわけではないとは思いますが、納得出来るものではありません。
これは去年の成田西と全く同じです。


私は「自分たちが入りたいから定員を増やせ」という言い方はしたくありません。幼保一体化をするなら、ちゃんと準備してから始めて欲しいと言ってきただけです。
毎日責任を持って保育にあたる教職員の負担を考慮しないやり方を許すわけにはいきません。
しかし、子供園のゴタゴタが続くのは保育園入園を心配している産休、育休中のママたちをも混乱させ、区立幼稚園、子供園のイメージを悪くさせることになります。
保育室、認証、認可外に在籍している三才児受け皿問題の方が、潜在的待機児童(認可への申請はしていないけど、できれば働きたいママ)よりも重要なのは私も分かってます。


成田西についても23年度長時間4才児の募集は延期し、24年度も保育室が足りないことから3才児の募集は延期するべきです。保育室を一つ長時間の子どもたち専用に使用できるを25年度から三年保育と長時間保育を実施すべきです。
その間、預かり保育を試験的に行うことで長時間保育受け入れへ、経験を積んでいけばいいのではないかと思います。
この提案を区が聞く耳持たないのは、三才児受け入れ問題が重要で、短時間に対する預かり保育をする義務がないことや、私立園と並ぶ様なサービスをするわけにはいかないことが理由だと分かっています。


4才児での短時間入園待機者を出さないよう要望を繰り返していますが、やはり区側は「私立園全体をみれば定員が余っているのでどこかに入れる」と繰り返すのみです。
保護者は「入れればどこでもいい」とは思っていません。
4才児短時間の待機者が出れば、区と保護者が理解し合っていないことの現れになると思います。

11月10日の長時間一次、短時間二次の募集定員の発表までしばらく気をもみそうです。