プリキュアの話

女の子の成長はなんだか早い。むすめ1号が行っている幼稚園は23人中9人が女の子というクラス編成女の子少なめのバランスなので、この年のわりには女の子同士が割と平和らしい。
いろんな子と毎日とっかえひっかえ遊んだり、よそのクラスの子と遊んだりと女の子同士も自由な雰囲気でいいなぁと思う。

近頃お友だちからプリキュアを教えて貰って、すっかり登場人物の名前や歌を覚えたむすめ1号。
「わたしはドリームね、おかあさんは何がいい?むすめ2号ちゃんはレモネードだって」
「むすめ2号ちゃんはね、ピンクが好きなんだけど、プリキュアはイエローがいいんだって」
プリキュアはね、戦うんだよ」
毎日一度はプリキュアの話が出る。

先日の夕方雷が鳴っていたときに、雷大嫌いなむすめ1号はいつものようにじいじさんに「かみなりどっかやってください」とお祈りしていた。
でも、なかなか雷がおさまらず、「じいじさんにお願いしたのにー」と泣きそうになってしまう。
「じいじさんの好きなものお供えして、もう一回お願いしてみようか」と言うと
「好きなものじゃだめだよ、剣とか戦うものじゃないと」という返事が返ってきた。
そのうちだんだんテンパってきて、自分で空に向かって銃を撃つ真似をして、「やっつけてやるー!」などと言ったり、泣いたり大騒ぎして、最後にはウールの膝掛けをかぶってむすめ2号のベビー布団の上で寝てしまった。

じいじさんに武器をあげないとダメ、という発想はどこから来たのかなぁ。
お友だちとやるプリキュアごっこか男の子の戦いごっことかから来たのかなぁ。
今まであんまり攻撃的なことを言わないむすめだったので、ちょっとびっくりしてしまった。
なんというのか、攻撃的な言動がむすめ1号の中から湧いて出てきたものでないにしても、周りから影響されて真似して口に出したことでも、やっぱりいやだなぁ。