来春には新一年生なのか...

教育と格差社会

教育と格差社会

婦人之友の書評欄で気になって借りてきた本。
大人向けの本を読むのも久しぶりな私にはなかなか硬くて重い内容の本だけど、ボリュームとしてはちょうどいい感じ。

まだ読みかけですが、頭に浮かんだことは増島みどりさんが中東の国で女子校を訪問したときに、生徒から「なぜ勉強するのかというと自由になるため」という言葉を聞いたと何かに書いていた。
どこの国でもやはり教育を受ける目的は自由になるためだと思う。他人の考えや言葉に流されず、支配されず、自分の中に自分の物差しを持つためだと思う。
でも、教育を受ける過程で自由を奪われて、他人の考えや言葉に丸め込まれちゃうことだってある。時間がかかってもいいから、そこからいつか抜け出せる糸口さえつかんでいれば違うかもしれないと思う。

夫はなかなか稀な自己本位な人で、私はそこがなかなか素晴らしいなと思う。
時々はびっくりするようなことを信じてたりするけれども、大体のところでは自分の物差しを曲げない、そこから一歩も動かない頑固さを持っていたりする。
優柔不断な私としては、夫の頑固さを受け継いだむすめ1号を見ると「頑固も才能かも」と思ったりする。そんだけの強さで自分の意志を持っていれば、大丈夫でしょう。

私が子どもたちに身につけて欲しいと思うのは、思春期の嵐にも負けないふんばれる土台ぐらいかな。
それがあれば泣いても泣いても、底までどーんと落ち込んでもまた戻ってこれると思う。